Q1 漢方薬は高いと聞きますが、健康保険がきくのでしょうか? 現在のところ健康保険で漢方治療は認められています。保険医療機関内科やその他の診療科にかかる時にお支払いになる場合と同じ負担額をお支払いになるだけで、漢方治療だからと言って特別な支払いはありません。 風邪にかかったという場合、高熱でもほんの初期なら1包でなおってしまうこともありますし、逆に安上がりなことが多いようです。お年寄りの場合などいろいろな病気が出がちですが、漢方薬を常用していますと、今年は風邪をひかなかったとか、身体が軽くなって動きやすいとか、自然に血圧が落ち着いて血圧の薬を中止しても良くなった、などのお話を聞きます。長い目で見ても高いものではないのです。 Q2 漢方薬にも副作用はありますか? 古くから使われている薬用植物を主体とした生薬を材料として作られていますが、天然物だから安全とは言えません。 たとえば、そばアレルギーの人がいるように、一種のアレルギー反応で副作用が起こる場合もあります。ですが、漢方治療は、薬の構成をなるべく実害がでないように工夫しています。薬である限り、どのような薬にも副作用はあるのです。 大切なことは、このことを医師も患者さんも知り、その上で漢方薬が持っている独自の性質や特徴を理解して、正しくつき合うことです。 Q3 膝の水を抜くのはクセになりませんか? 膝に水(関節液)がたまるのは膝に炎症がある為です。水は炎症の産物で正常な関節液ではありません。 たまった炎症性の関節液を放置すると関節組織に有害です。 医師が必要と認めれば関節液は抜き、適切な治療をすることにより、炎症が治まり水は溜まらなくなります。クセにはなりません。 |